21世紀土地改良区創造運動
「 21世紀土地改良区創造運動」はこれまで土地改良区が果たしてきた農業用水の維持管理,用水の分配や調整などの役割,機能を改めて振り返ることにより新たに「住環境」,「癒し」といった今の時代だからこそ必要とされている快適で安らかな空間や,美しい農村風景・生態系保全,またそのために必要な自然資源(水や土)の正しい循環など(多面的機能の発揮)を維持し,地域の人々と一緒になって考え取り組んでいる運動です。
土地改良区とは
1949年(昭和24年)に土地改良法が制定され,設立された農家の人たちの組織です。農業生産という時代背景の波に乗り用排水施設の維持・管理,農地の整備など,土地改良事業を定着させていく組織主体にもなっていきました。特に地域間の水の配分は水田農業において土地改良区の重要な仕事として現在に至っています。
土地改良区は全国で約4,300組織,関係する農家は約346万人,土地改良施設の約3分の2が土地改良区で管理されています。(令和3年3月現在)
『水土里ネット』は土地改良区の愛称です。
「水」・・・・・・・農業用水,地域用水など。
「土」・・・・・・・土地,農地,土壌など。
「里」・・・・・・・農村空間。農家や地域住民が一体となった生活空間など。
『水土里』・・・・・豊かな自然環境,美しい景観を意味し,おいしい水,きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。